100%COTTON/THE JAMES COTTON BAND

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「ブルースなんて、どれを聴いても同じ」とお嘆きの貴兄に(笑)

ジェイムズ・コットンは1935年生まれのブルースハーピスト、ヴォーカリスト。
ハウリン・ウルフやマディ・ウォータースのバックを経て、自己のバンドを結成致しました。

そしてこの、彼の代表作をリリースしたのは1974年のことでした。

彼のバンドの特長、他と何が違うのかというと、とにかくファンク!

ギタリストにスタックスやブルース・ブラザーズなんかで有名なマット・マーフィーを迎えたことも、このファンキーブルースを生んだ要因の一つかも知れませんが、とにかく普通にイメージするブルースとは明らかに違うリズムを叩き出し、それでも間違いなくブルースなんです。
踊りたくなります。
うねります。
なんというか、今聴いても古くて新しい。そんな感じの音なんです。

とかくブルースって音楽は、シャッフルやスローのスリーコードばかりで、何を聴いても一緒に聴こえると思われがちです。
かく言う私もそう思っておりました。

私はバンドでブルースを演奏する機会も多かったのですが、最初はやっぱり、どの曲をやっても同じようなプレーしかできず、なんかつまらなかったものです。
それに、ブルースバンドのリーダー(ギター、ヴォーカル担当のことが多い)って、えてしてうるさい人が多いんですよね(笑)
やれ、ここはこう弾けだの、もっと音を抑えろだのホントうるさいんです(笑)
全然自由に弾かせてくれないし。

そんなこんなもあって、私も一時はブルースがなんか嫌になりかけたこともありましたが、そんな時にこのジェイムズ・コットンに出会いました。

いやあ衝撃的でしたね。
こんなブルースもあるんだと。

そして、このアルバムの曲を何曲かバンドでプレイしてみて、まあすごく楽しかったんですが、ここで覚えたリズムのアクセントの付け方や、ピッキングのタッチの強弱のメリハリの付け方なんかは、結局のところ従来(?)のシャッフルビートのブルースをプレイする時なんかにも生かすことができて、より楽しい演奏することができるようになり、改めてブルースを好きになることができました。

さて、ジェイムズ・コットンなんですが、90年代半ばに喉頭がんの手術を受けて、その結果歌うことができなくなってしまったようなのですが、それでも今でも現役のブルースハーピストとして頑張っているということです。

さて、1曲紹介します。
カッコイイですよ。
あとはとにかく聴いてみてください。
尚、携帯電話からご覧の方は、ここからYouTubeに飛んで下さい。
ROCKET88/THE JAMES COTTON BAND

LONG COLD WINTER/CINDERELLA

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アメリカのハードロック/ブルースロックバンド、シンデレラの1988年に発表されたセカンドアルバムです。

シンデレラと言えば、誰もが連想するのは美しいお姫様ですが、今回ご紹介するシンデレラは、むさ苦しい男4人のバンドです(笑)

あくまでもバンドですが、リーダーでヴォーカル、ギターを担当するトム・キーファーのソロユニット的なバンドと言っても過言ではない程、トムの個性が反映されたバンドでありました。

彼らはジョン・ボン・ジョヴィに見出されてデビュー致しました。
その為かデビュー当時はいわゆるLAメタル的なバンドでしたが、このセカンドアルバムから徐々にトムのルーツ的な音楽であるブルースやカントリーなどに傾倒していきました。

私はファーストアルバムの『Night Songs』も気に入って聴いていたので、このセカンドもリリース後すぐに購入したのですが、このアルバムは一曲目のイントロからいきなりドブロギターによるスライドギターで始まって、驚いたものでした。

私はハードロックに始まり、いろんな音楽に興味を持ってきたのですが、ブルースも聴きます。
そのブルースに興味を持ったきっかけは、実はこのシンデレラなんじゃないかなと思っています。


シンデレラの特徴の一つには、トムによる、がなり声のヴォーカルもあるのですが、最初にファーストを聴いた時には、このヴォーカルスタイルはAC/DCのブライアン・ジョンソンの影響かと思っていたのですが、セカンドを聴いてみると、むしろジャニス・ジョプリンの模倣ではないかと感じるようになりました。
でもたとえ模倣であっても、それが結果的にシンデレラにシンデレラたるオリジナリティを付けたと思います。

このアルバムでは、一曲目の『Bad Seamstress Blues』で聴かれるブルースだけでなく、『Don't Know What You Got(Till It's Gone)』といった至極のバラードや、熱く激しいマイナー・ブルースの佳曲『Long Cold Winter』や、軽快なロックンロールナンバー『Gypsy Road』など、ブルースやカントリーを基調としながらもバラエティーに富んだ内容になっており、アルバム全体を通しても聴きどころ満載です。
また、その後リリースされたサードアルバムの『Heartbreak Station』は更にトムの持つ世界観が押し進められていて、素晴らしいブルースロックのアルバムになっているのですが、まあそれはまたいずれ。


私は91年に来日したシンデレラを見に行ったのですが、場所は浦和市の市民会館のような場所(正式名称は忘れました(^_^;))でした。
外国のバンドがやるには少し小さいホールでしたが、その分近くで堪能できて、とても楽しく熱く、素晴らしいライブでしたね。

今でも時折、再結成(正式に解散はしていないのかも?)しては活動しているシンデレラ。
そもそものデビュー当時の『LAメタルバンド』的なイメージが足枷となって、正当な評価を得ていないバンドだと思います。
少しでもブルースやブルースロックに興味のある方には、是非聴いて頂きたいバンドです。

ということで、今回も例のごとく、YouTube動画を貼ります。
カントリー調のこの曲ですが、今回は個人的にある方へこの曲を贈るという意味合いで、この曲を選曲致しました。

尚、携帯電話からご覧の方は、ここからYouTubeに飛んで下さい。

COMING HOME/CINDERELLA


LESSON 1/RED WARRIORS

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1986年の作品。

最初にこの『レッド・ウォーリアーズ』というバンド名を聞いたとき、私のような人間が想像したのは,
もちろんこれ
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まあ、それはいいんですが(笑)

このアルバムが発売された当初は、私はハードロック/ヘヴィメタルにどっぷり浸かっていた時期。
まず、ギターの木暮“SHAKE”武彦氏が元レベッカということで勝手な偏見を持って、最初は聴きませんでした。

いや、言い訳のようですが、私はレベッカ大好きなんですよ。誤解無きよう(^_^;)
その当時までに発売されていたレベッカの作品はすべてテープに録音して持ってたくらいですから。(って、テープかよ!(笑))

ただ、偏見を持ったのは、元レベッカのギタリストがハード系の音楽をやったところでてナンボのもんだ?…なんていう感覚だったんです。
ところがある日、たまたま見ていたビデオクリップのテレビ番組で、このアルバムに収録されている『WILD CHERRY』のPVを見たんです。

!!!!何?このカッコいいのは?これがそのタッグチームみたいな名前のバンド?!!!!

という感じで(?)衝撃を受けて、次の日にはレッズ(レッド・ウォーリアーズの愛称)ファンだという友達の家に行って、とりあえずLP(!)を貸してもらいました。

いやあ、驚きましたね。偏見を持っちゃいかんなと感じました。
この人、こんなカッコいいギター弾くんだと思いました。
余分な音を一切かなぐり捨てたような、シンプルなハード・ロックンロールサウンド。
いろんなテクノロジーや、装置(フロイド・ローズ・トレモロアーム等)、エフェクターが当たり前だった時代、SHAKEのワン・シングルコイル・ピックアップにワン・ボリュームというギターで勝負するという姿勢には非常に感銘を受けましたね。

でも、それ以上にインパクトがあったのが、ヴォーカルの田所豊ことダイアモンド☆ユカイ。
当時、ハイトーン・ヴォイスばかり聴いていた私には、その野太く男臭い、それでいて甘いユカイの声には惹かれました。
悪っぽいけど、どことなく人の良さそうな、そこら辺にいるあんちゃんのようでありながら、エネルギッシュな歌とパフォーマンスを見せるユカイには、割と身近な等身大のロックスターといった印象を受けました。


そして、バンド全体のカラーとして感じられる、悪そうだけどもちろん極悪人ではなく、その悪っぽさはシャイなことの裏返しから出ている感じと、一つのことに信念と自信を持って成り上がってやろうというイメージは、いくつになっても、また立場がどうなろうと、男として非常に魅力を感じます。

そんな彼らの曲を一曲紹介致します。
私が初めて聴いた彼らの曲なんですが、この曲の歌詞の内容はセックスのことのみです(笑)
「baby baby only one night fucker」なんて、よく考えるとんでもない詞ですが、彼らが歌うといい意味でいやらしくて、悪い意味でいやらしく感じないんですよ。え?よく分からない?(笑)

まあ、とにかく聴いてみて下さい。
とにかく楽しもうというエネルギーを感じますよ。

尚、携帯電話からご覧の方は、ここからYouTubeに飛んで下さい。

WILD CHERRY/RED WARRIORS

MERRY XMASに〜クリスマス/PEARL

 
田村直美ことSHO-TA率いるPEARLのセカンドアルバムに収録されている曲です。

今回あえて多くは語りませんが、いろいろな意味で非常に思い出深い、一番思い入れのあるクリスマスソングです。

世界中の人が、幸せなクリスマスを過ごせますように。

尚、携帯電話からご覧の方はここからYouTubeに飛んで下さい。

MERRY XMASに〜クリスマス/PEARL




a Day in Our Life/嵐


最近、何故か私の中で嵐ブームです(笑)

もう40歳近いオッサンが何故今ジャニーズのアイドルグループがマイブームなのか、自分でもよくは分かりませんが、なんか彼らの仲間としての関係が羨ましく感じているのかなという気がします。

メンバー各自、それぞれの個性を持っているし、それぞれの才能がありますし、また彼らは少しもイヤミを感じさせず、非常に好感が持てます。
最近のジャニーズは、いろいろ多才になってきて面白いなと思いますが、その中でも嵐には、オッサンの分際でありながら惹かれるものがあるのです。


まあでも、いくらタレント的に面白くても、仮にも自分でバンドをやってきて色々な音楽を聴いてきたという自負が多少ある(ホントか?(笑))私を唸らせるような曲なんて、所詮ジャニーズ(失礼)である嵐には無いでしょと思うと、実はあったりするんです。

それが、今回ご紹介する曲です。

2002年の作品です。
櫻井翔くんを中心とするラップと大野智くんを中心とする歌が見事な程に融合しているこの曲には驚かされました。

まあ、実際にはもしかしたらスケボーキングによるプロデュースによる勝利なのかも知れませんが、個人的に日本のヒップホップ史上に残る秀作であると思います。

是非、ジャニーズとかアイドルグループとかいう先入観をすべて捨てて聴いて欲しい曲です。

ホント、マジかっこいいですから。

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a Day in Our Life/嵐

人生の空から/松山千春

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1980年発表の松山千春氏のヒットシングルです。

実は私にとっての音楽の原点はこの人なのかも知れません。
この曲がリリースされた当時、私は小学生でした。

この曲と次の曲の『長い夜』がヒットしていた時、千春さんは『ザ・ベストテン』などのテレビ出演を拒んでおりました。
その際、私は子供心に「この人は他の人とちょっと違うな。なんかカッコいいな」なんて感じたものです。

その後、千春さんの自伝『足寄より』を読みまして、貧しい暮らしの中で家族ともに働きながら学校の勉強も常に上位にあり、バスケットボールをやっていて、そこでも活躍して、その中でフォークソングに影響を受けて自分の歌を作っていって、様々な人達との関わり、辛い別れなどを経験して、フォークシンガーとして成り上がっていく姿を読んで、痛く感動したものでした。

こう書くと、「俺はすごいんだ」ということが鼻につくように思えますが、この本を読むとまったく偉ぶった感じはなく、非常に情に厚く、その上で自分や自分のやってきたことに自信を持っている人だなということを感じます。
私自身には、なかなかこの人の真似はできませんが、そういった意味でも私にとって憧れの人です。

毒舌で知られる千春さんですが、よく聞くと相手に対して非常に愛情を持った毒舌を発しています。
いわば、ちょっと口の悪い気さくなおっさんといった人なのではないでしょうか?

良い意味での(近年少なくなりつつある)因業オヤジという印象を私は持っています。

さて、千春さんの音楽についてですが、楽曲の良さ、切ない詞はもとより、一番の特徴はその深く伸びやかな歌声にあるのではないかと思います。

「あいつは歌がうまいね。俺ほどじゃないけど(笑)」と自身でよく言うように、表現力は随一です。千春さんの言動を嫌っている人も、その点は認めざるを得ないんじゃないでしょうか?

では、千春さんの曲を一曲紹介致します。
私の一番好きな千春さんの曲を敢えて一曲挙げると「明日のために」というアルバムに収録されている『いつの日か』という曲なのですが、この曲はシングルでもないし、いわばマニアック人気の高い曲なので、YouTubeなどにはupされていません。(自分でupする技術も不足しているので、できません。あしからず(苦笑))
それなので、という訳でもありませんが、この記事のタイトルになっているこの曲を紹介致します。

『人生の空から』と書いて「たびのそらから」と読みます。
タイトル通り、人生を旅になぞらえて表現している曲ですが、「回り道でも人生(たび)の終わりに君にもう一度逢えたならいいね」なんて所、凄くいいじゃないですか。

またこの曲は、歌自体は千春節なんですが、バックの演奏はなんだかファンキーロックな感じです。
当時の一つの流行り的な音なのかも知れませんが、そのギャップも面白いところです。

でも、それでもフォークなんです。
まあ、このブログで私がしているジャンル分けは単なる便宜的なものに過ぎないのですが、千春さんはこのフォークというものに非常にこだわっているので『フォーク』のカテゴリーでこの記事をup致します。

最後に、千春さん語録をひとつ。
「たとえ俺がロックをやったとしても、それはフォークです。」

尚、携帯電話からご覧の方は、ここからYouTubeに飛んで下さい。
人生の空から/松山千春


THE SECRET OF ASSOCIATION/PAUL YOUNG

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1985年の作品。

イングランドのホワイト・ソウルシンガー、ポール・ヤングの代表作です。

ポール・ヤングの歌については、以前某所にて書きました。そして今回、また別のブログにて再アップ致しましたのでそちらをご覧下さい。

では、ここでは何について書くかといえば、このアルバムで全面的に活躍しているベーシスト、ピノ・パラディーノグラフィック1129001.jpg
について書こうと思います。

いきなり余談になってしまいますが、今回ピノについて書こうと思ったきっかけは、アイスクリームの「ピノ」を食べているときに、このベーシストのピノを思い出したからです(笑)

まあ、そんなつまらない冗談はともかく、ピノは80年代から今に至るまで様々なミュージシャンのバックでベースを弾いてきた売れっ子セッションベーシストです。
最近ではTHE WHOの再結成に参加したり、ジョン・メイヤーのアルバムに参加したりしていますが、私がピノのプレイで最もグッとくるのは、今回紹介するポール・ヤングとの活動時なのです。

この頃のピノはフレットレス・ベースを弾いていました。

さて、フレットレス・ベースとは何か?
それについては「続き」に書いておきますので、興味のある方はご覧ください。

そのピノの演奏するメロディアスでハーモニックなフレットレスベースが、ただ声だけですべてを魅了してしまうようなポールの歌声をより表情豊かにメロウに映し出してくれます。

フレットレスベースといえば、ジャコ・パストリアスやトニー・フランクリンが有名ですが、ピノのプレイはポップミュージックにおいて、フレットレスベースの可能性を広げてくれたものと思います。
そのフレットレスベースの持つ特徴を最大限に利用して、底辺をしっかり支えながらも、そのオブリガード的なフレージングで楽曲の奥行きをさらに広げています。
このアルバムは、ポール・ヤングという素晴らしいシンガーを世に広めた作品ですが、ピノのベースがなければ、もっとスケールの小さい作品になってしまった可能性もあります。

最近ではフレッテッドのベースを弾いているとのことですが、彼にはその何とも言えない心の奥底をくすぐるようなフレットレスのプレイをまたやって欲しいななんて思います。

さて、例によって一曲紹介いたします。
結構アップテンポな曲です。
大ヒットしたEvery Time You Go Awayでは、メロディアスでとびきりムーディーなプレイを聴かせたピノですが、この曲では攻撃的にフレットレスをブイブイ言わせてます。是非聴いていって下さい。
尚、携帯電話からご覧の方は、ここからYouTubeに飛んで下さい。
I'M GONNA TEAR YOUR PLAYHOUSE DOWN/PAUL YOUNG

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S.L.G.H.(GREATEST HITS)/SPIRAL LIFE

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スパイラル・ライフは、車谷浩司(後のAIR、元BAKU)と石田小吉(その後スクーデリア・エレクトロなどで活動)の二人のヴォーカリスト/ギタリストによるユニットで、1990年代中期に活動していました。

私がスパイラル・ライフを知った時期は私は車での移動が多かったので、当時車内で聴いていたラジオで掛かっていたのを聴いて興味を持ちましたが、その時既にスパイラル・ライフは解散した後でした。

そして調べてみると、スパイラル・ライフの車谷氏はAIRのことであり、なおかつBAKUのギタリストであったことを知り驚きました。

AIRもBAKUも知っていたのですが、あまり興味を持っていなかったのです。
AIRはテレビでPVを見たことがあったのですが、あまりピンと来なかったですし、BAKUに至ってはあまり認めたくなかった気持ちがあったのです。
まあ、余談になりますが、BAKUのメンバーは私と同い年なのです。
私が高校生のときにBAKUは高校生バンドとしてメジャーデビューしました。私は同じバンド活動をする高校生として、BAKUに関してはジェラシーを感じていたのでしょうね。勝手にライバル視していました(苦笑)
BAKUはかわいらしいルックスで、ポップな音楽をやっていたので、私は「あんなかわいいの、ロックじゃない。俺は認めない!」なんて言ってました。今考えると、メチャクチャおこがましいですが(笑)


まあとにかく、スパイラル・ライフについては上記のような先入観をまったく持たずに好きになったのです。

ポップな楽曲にエッジの効いたギター、ホーンなども大胆に取り入れるアイデアの柔軟性、どことなくスペイシーな宇宙を感じさせるようなアレンジ、そういったサウンドの中で澄んだ歌声を持った二人が聴かせるハーモニー。
癒やしのサウンドのようであり、かつパワーも感じる。聴いていて元気な気持ちになれる。スパイラル・ライフの魅力はそんなところかなと思います。

車谷氏と石田氏は一聴すると似たようなタイプに感じますが、よく聴くと車谷氏はよりラウドな音を好み、石田氏はより洗練されたエレクトロ・ポップを好むという、正反対の音楽性を持っています。
そんな二人の個性がぶつかり合うことにより、この一風変わった良質なポップロックが作られたものと思います。

解散後の二人の音楽も私はチェックしたのですが、車谷氏のAIRに関してはラウドでサイケなロックの中では車谷氏の声は綺麗すぎると感じたし、石田氏のスクーデリア・エレクトロに関してはちょっとアクが少なく、ちょっと物足りない。と私は感じました。(あくまでも、私個人が感じた好みの問題であり、感想です。)

スパイラル・ライフはこの二人が一緒にやってこそ生まれた産物であり、この二人が出会わなければこのサウンドは無かったことでしょう。趣向する音楽は違っても、二人は声の相性がとてもよく、そのハーモニーもこのユニットの特徴を作り出している要因と言っていいと思います。

偶然が生んだ必然のようなユニットでした。もっと評価されてもよいユニットであったと思います。
一曲紹介致しますので、このページをご覧になって頂けた方は是非、この二人の作り出す世界を体験してみて下さい。
尚、携帯電話からご覧の方は、ここからYouTubeに飛んで下さい

20TH CENTURY FLIGHT〜光の彼方へ/SPIRL LIFE

EAT 'EM AND SMILE/DAVID LEE ROTH

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中学生時代、大ヒットした『JUMP』をきっかけに、私はヴァン・ヘイレンを大好きになり、レンタルレコードなどを使用してヴァン・ヘイレンの作品を聴き漁りました。

と、そんなことをしている矢先にヴォーカルのデイヴィッド・リー・ロスがバンドを脱退してしまいました。

そして1986年、ヴァン・ヘイレンは新たにサミー・ヘイガーを迎えてニューアルバム『5150』をリリースしました。
サミー・ヘイガーはヴァン・ヘイレンのサウンドに非常にマッチしていて、デイヴ在籍時より洗練された素晴らしいアルバムでした。

音楽雑誌などで、デイヴもヴァン・ヘイレンも同時期にアルバムをリリースすると知った私は、勝手にこの因縁の対決(?)を楽しみにしていたのですが、より洗練され完成された大人のハードロックバンドに生まれ変わったような『5150』の素晴らしさに私は「こりゃ、この因縁の対決(?)はヴァン・ヘイレンの勝ちだな」と一度は思いました。

ところが、その『5150』から遅れること数ヶ月、デイヴはすごいメンバーとともに物凄いアルバムを引っさげてやってきました。

それが今回ご紹介する『EAT 'EM AND SMILE』です。

何が凄いって、「奴らを食って微笑んで」という人を食ったようなタイトル(奴らとはヴァン・ヘイレンのメンバーのことでしょうか?(笑))や、ジャケットのアダモちゃん(笑)のようなデイヴの姿もさることながら、スティーヴ・ヴァイ、ビリー・シーンという稀代のバカテクプレイヤーがこれ以上ないという位に弾きまくっていることです。
大騒ぎのお祭りバンドを率いてロックシーンに帰ってきたデイヴのはじけっぷりも今まで以上。こんな楽しいアルバムもそうはありません。
スティーヴもビリーもお互いが信頼できるパートナーを見つけて、思う存分やってます。

でも、この二人がここまで馬鹿騒ぎできたのは、この底抜けに明るい、周りのすべてのものを楽しませてくれるような稀代のエンターティナー、デイヴの存在があったからこそと思います。

例えば、後にビリーが結成した『MR.BIG』でもビリーはポール・ギルバートというテクニシャンのパートナーを得ましたが、このバンドのヴォーカリストはソウルフルな歌を聴かせるタイプのエリック・マーティンです。
ですから、おのずとテクは控え目となり、(要所要所でキラリと光るテクニックを見せながらも)エリックの歌を引き立てる演奏が主体となってきました。
まあもちろん、それはそれで素晴らしく私は大好きなのですが、デイヴィッド・リー・ロス・バンドにおいては、デイヴという存在があったからこそ思う存分に暴れることができたのでしょう。
そう考えると、ドラムのグレッグ・ビソネットも含めて、この4人が集まったのは奇跡的とも言っていいでしょう。
こんな凄いお祭りバンドは今後決して現れないと思います。
「Shy Boy」「Elephant Gun」「Goin’Crazy!」などの超絶テク、「I'm Eazy」「Tobaco Road」のような一風変わったブルース・ナンバー、「That's Life」でのフランク・シナトラばりのエンターテイメント魂溢れた曲など聴き所満載です。
まだ未経験の方は是非一度聴いてみて下さい。

それでは今回も動画を貼っておきます。
今回の曲はイントロでのスティーヴのギターとデイヴが会話するところも有名なあの曲です。
このPVは、曲が始まる前の寸劇が長くてなかなか曲が始まらないのですが(笑)、それも含めて楽しんで下さい。
尚、携帯電話からご覧の方は、ここからYouTubeに飛んで下さい。

YANKEE ROSE/DAVID LEE ROTH

LET LOVE RULE/LENNY KRAVITS

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その後、世界的な成功を収める、レニー・クラビッツのファーストアルバムで、1989年の作品です。
私がレニーを知ったのは、セカンドアルバムの『MAMA SAID』からでした。

大学の先輩達が、このセカンドアルバムに収録されている『Always On The Run』を演奏したのを聴いて興味を持ち、また“黒いジョン・レノン”と呼ばれていることと、そのジョン・レノンの息子であるショーン・レノンがアルバムに参加していることなどが興味に重なり、まずセカンドアルバムを購入致しました。

アルバム全体を聴いてみると、“黒いジョン・レノン”みたいなイメージはほとんどなく、彼独自の生々しい『歌』が凝縮されていて、非常に心に深く突き刺さってその後レニーを追いかけるようになりました。

セカンドを聴いて大変気に入り、ファーストを購入して程なく、世界的大ブレイクとなったサードアルバム『ARE YOU GONNA GO MY WAY』(邦題:自由への疾走)がリリースされました。
私はそのサードアルバムのツアーで来日したレニーの公演を見に行きました。

当時は音楽のみならず、ファッションにおいても70年代回帰ブームみたいなことが起きており、レニーはそのファッションリーダー的存在でもありました。
コンサート会場には、レニーと同じような服装をした人達がたくさんいたことを覚えています。

その後、私はレニーのコンサートを3回観にいきました。
もちろん、今でもレニーはよく聴いています。私はそもそも好きな音楽というのは、70年代のものが多く、遡って聴いているものが多いのですが、リアルタイムで聴いて一番ハマったアーティストはもしかしたらレニーなんじゃないかななんて気がします。


話をファーストアルバムに戻します。
色々レニーのアルバムを聴いて、結果一番私のお気に入りとなったのは、このファーストの『LET LOVE RULE』なのです。

今聴くと、結構地味な感じもしますが、それはテクノロジーなどに頼らず“生”の音にこだわったことの結晶の気もします。
このアルバムでは、ほとんどの楽器をレニー自ら演奏しています。それもあってか、本当に彼独自の色を放っているものかと思います。
私は元々、天才型のマルチプレイヤー(他にはポール・マッカートニーやプリンス、斎藤和義など)って好きなんですが、彼も例外ではありませんでした。
ちなみに彼はステージでは、基本的にはギターを持って歌いますが、時にはベースを弾いたりドラムを叩いたりもします。

このアルバムからは、様々なジャンルからの影響が感じられます。
いわゆる70年代ブルース・ロックのみならず、ジャズ、ソウル、ファンク、ブルース、フォーク、プログレッシブ・ロックなど。
そう考えると、90年代以降の一つの主流となるミクスチュア・ロックのはしりとも言えると思いますが、後のオルタナ、ミクスチュアのアーティストと彼の違うところは、それらのジャンルを完全に自分の中で消化させて、より自然な形で“レニー・クラビッツの音”として表現しているところにあるのではないかと思います。
それはもしかしたら、ユダヤ系の父親とバハマ出身の黒人の母の間に生まれたという血も影響しているかも知れません。

まあ色々書きましたが、彼の一番の魅力は何か?
私が感じる彼の一番の魅力は“歌”です。
優れた楽曲に、正に感情を吐露するような歌い方。ちょっとハスキーで甘い声。そのすべてにより表される歌そのものに非常に引き込まれます。

…さて、このアルバムから一曲選びましょう。
本音を言うと選べないのです。全部好きな曲ですので。
ですから、これを読んでもし興味が湧いてきた方がいらっしゃいましたら、アルバムを通してすべて聴いて頂くのが一番なんですが、ここじゃ全部を紹介できませんので、彼の代名詞的なこのアルバムのタイトルチューンを紹介します。
静かに曲が始まり、甘く、切なく、重く、それでいて軽快で激しく…他にどんな形容詞を付けましょう?(笑)
ライブでもこの曲はハイライトで、サビの部分では会場が「れ〜〜っと・ら〜〜〜〜ぶ・る〜〜〜る〜」の大合唱になります。その会場の一体感はまるで新興宗教です(笑)

例によってYouTube動画を貼っておきますので、とにかく聴いてみて下さい。
尚、携帯からご覧の方はここからYouTubeに飛んで下さい。
LET LOVE RULE/LENNY KRAVITS

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